2008年11月30日日曜日

イノベーション

一昨日金曜日、大手町で「イノベーションフォーラム」と題する講演会に参加し、これからの日本におけるイノベーションは如何にあるべきかを考える上で、示唆に富んだ話を聴いた。

イノベーションとは、過去の延長線上で考える改良・改善ではなく、むしろ発明に近いものでなければならぬと。 最近は安価で完成度の高い製品がどんどん海外から入ってくる。 もはや、既存技術を高度に磨き上げてゆくだけでは、競争力を保つことは出来ない。 全く新しい発想のもと、他が追い上げるには時間を要する技術、知的所有権で守られる技術開発が必要であろうことは論を待たない。 

少々おかしかったのは、上述論者が言われるところの「新発明」のもう一つの意味付けだ。 サブプライムローンに端を発した現在の経済状況から抜け出すためには、米国で3-5年、欧州では3年かかるが日本は恐らく1年半くらいで回復してくるのでかと論者は推測すると。 外国が回復するまでは日本経済は国内需要に頼らざるを得ないが、「新発明」技術や製品は国内需要を喚起するためにも必要であると。 この論は正論なのかもしれぬが、物が満ち溢れていて、且つ庶民の財布の紐が極めて硬くなっている我が国において「新発明」製品が出ると、景気づけになるという論はどうなのだろうか。 

「新発明」は、わずか一億人の国内市場喚起だけではなく、日本が世界で生き延びてゆくためにも必要なことであろうと思うのだが。 上記論者の話は恐らく割り当てられた時間のせいで十分に言い尽くせなかったことであろうと思いたい。

11/30/08

2008年11月18日火曜日

ネット上にもっと載せたい日本の技術

時折、面白そうな技術や関連製品を勝手気ままに英語でブログに書き留めているが、大海の一滴にもならず徒労感に襲われることがある。 

当たり前のことだが、私の足元には様々な限界がある。 先ずは、技術に対する私の理解力と洞察力、英語による表現力、そして日本語で書かれたものを理解したうえで若干の考察を加えて英語でブログに打ち込んでゆく処理能力、そしてネット上での訴求力。 これらの限界を乗り越えるには多くの課題があるが、処理能力だけは私個人の能力以前の重大課題だ。 少し乱暴な言い方だが、情報発信さえできれば、そしてその発信源がネット上で認識されれば、そのブログの読者の目にとまり、興味を持ってもらえる限りに於いてという条件付きだが、読者の理解力と洞察力にある程度依存できる。 
 
では、その処理能力だが、日本には企業登録されている会社が約500万社、其の内の0.2%の企業の製品と技術に、私が興味を抱くとすると、その数、1万千社。 1日に3社取り上げ、1年365日毎日書き続けたとして10年かかる勘定だ。 それも、ネット上検索などで速やかな情報入手が可能な限りにおいてということだ。 実際は情報入手に多くの時間を割く必要があるので、数十年かけても出来るかどうか。この間に技術はどんどん進化するであろうことも考えると、さてどうするか。 

絶望してばかりは居られない。 Wikipediaの様に不特定多数の人に参加を求めるようにすることが、現時点で考えられる方法なのかも知れない。 では、この手の試みに、どの位の人が賛同し参加してくれるのか。 悩みは尽きない。

11/17/08