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国を開く?

沈みゆく日本、立ちすくんだ日本、国内にこもる日本、などなど、最近は、さまざまなメディアが日本は世界の中で凋落しつつある国かもしれないと警鐘を鳴らす。 今日の日経新聞朝刊、一面の特集記事のタイトルも「こもるなニッポン」。
長年海外と関わりながら仕事をしてきた私の眼には、突然日本が内向きになったわけではなく、日本を取り巻く外の世界の変化速度が極めて速くなっているのに対して、我国の対応速度が鈍いと見える。 今になって特に、嘗てよりも、日本人が以前に比べて内向きになったということではないように思う。 諸外国に比して、日本と海外との関わりを、積極的に進化させてゆく速度が鈍いのは、国内の産業構造、政治構造など極めてドメスティックな点で大きな節目に来ているにもかかわらず、国内さえも今後どのようになってゆくのか見透すことが難しくなっている、即ち自らの足場が脆弱になっていて跳躍しにくくなっているということは有るかもしれない。
最近盛んに言われているFTAや、日本対アジアではなく、アジアの一員としての日本、これも40年一日の如く言われていることだが、未だ目覚ましい進展はない。 国策としての戦略的な動きが鈍く、日本国内市場の延長として世界市場を捉えている個々の企業活動の範囲に依存している現状は、過去数十年変わっていないように思うが言いすぎであろうか。
国をより一層開く、日本の外でおきている一大変化をキャッチアップし、出来れば主導権をも取り戻すには、速度を上げて動く、多面複合的な施策を実行することが焦眉の急なのだろう。 やるべきことは分かっている筈だから・・・
4/7/10

BSフジ PRIME NEWSが面白い

普段余りテレビを見ないが、最近ちょっとはまっている番組がある。 BSフジ 「Prime News」平日午後8時から9時55分まで、その日のテーマに関して、現在日本におけるトップレベルの専門家を招き徹底的に話を聞く。 
今日のテーマは、「目前に広がる巨大市場! アジアを日本の内需に取り込め! ASEAN・中国・インド経済のカギ!」。 なかなか良い話であったように思う。 最後の結びは、「”アジアと日本”ではなく、”アジアの中の日本”を再認識し、我々自身がもっと開放的になること、そして日本の内と外を区別してはいけない」という。 これは、日本の経済成長が加速を始めた1960年代頃から言われてきたことだと思うが、 どうも40年以上前から言われていた割には、現実に対する準備不足、うかうかしていると「アジア圏経済活動」においても遅れを取る可能性が危惧されている。 
40年以上も前に識者達が指摘していた課題が、ようやく現実問題として注目され受動的ながら対応を迫られている現状を見ると、半世紀近くの間我々は何をしていたのか、おさおさ怠りなく準備を進めるなどということは少々難しいのかもしれない。 
人口減、少子高齢化による国力の低下も懸念される我国日本、半世紀先といわずとも10年-20年先を見据えた策に今着手出来ているのかどうか・・・そんな疑問が、今日の番組を見ながらふと頭をよぎった。
4/1/10