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11月, 2010の投稿を表示しています

ものづくり日本の国際協業

  とても勇気づけられる。 昨日のNHK総合テレビ「NHKスペシャル 灼熱アジア 第4回『日韓中緑色戦争』」で紹介されていた大和化学工業という会社。 番組によれば、同社は、グリーンテクノロジー分野に於いて、中国北京大学と共同研究するプロジェクトを立ち上げた。 それも自社技術を無償提供し、更に寄付金(多分、研究開発費の一部とするのだろうが)も提供するという。 同社社長の発言として、「所謂チャイナリスクは、認識しているが、認識したからといって、歩みを止めることは出来ない」と。 心強い。      長期に亘る世界的景気低迷、他方勢いよく追い上げてくるアジア各国、日本国内市場だけでは存続し続けることが困難になってきている我国中小規模製造業が、其の困難を克服する幾つかの選択肢の中で、企業間提携による共同技術開発はかなり有力な手段の一つであろうと思う。 国内企業同士の協業のみならず、日本国の外に大きく広がる海外市場を見据えて、幅広く海外企業と協業を図ることは今後益々重要になる。 技術開発の分野でも例外ではない。 当初は困難が伴うであろうが、軌道に乗れば日本人の発想では見過ごしてしまうような斬新なアイディア、技術が生まれる可能性も大いにあると思う。       このような思いで、昨秋から、技術を有する我国中小規模企業紹介のポータルサイトANSListsに着手した。 " ANSList s"を覗けば該当する技術分野の殆ど全ての企業(中小規模・非上場)を見ることが出来る所まで作り込みたい。  一個人の作業故に限界はあるが、英語で情報発信を心掛けている企業を一覧できるサイト、可能な限り継続しつつ、海外における認知度を高める努力を続けて行きたい。      昨日のテレビ番組に登場した会社の存在は、"ANSLists"を作成する強い動機となった、我国技術系中小規模企業の国際協業を、ボランティアとして間接的に支援して行きたいとの思いに繋がり、感慨深く、又、大いに勇気づけられた。  11/15/10

観光地からの情報発信に外国語も。

今朝( 11 月 11 日)のNHK総合テレビ番組を視聴し、宇奈月町の素晴らしさに感動した。 黒部のトロッコ列車、モーツアルトの音楽で醸造されたビール、ザルツブルグに似た町の背景、川辺で掘る自前の温泉、等など、加えて云うに及ばずの春夏秋冬海の幸。 早速、宇奈月観光に関するホームページを開いて見た。 予想通り見ていて楽しくなり、行きたくなる内容だが、外人観光客には少々難解、つまり外国語表示が皆無であることが残念。 英語、中国語(筒体、繁体)、韓国語、フランス語、ドイツ語で表現されればほぼ完璧なのだろうが、せめて英語と中国語位が有ると多くの外国人観光客に情報が届くのではないだろうか。 先ずは英語からでも良い。 速やかに対応されることを期待したい。  11/11/10

TPP

最近のニュースを見聞きしていると「TPP『環太平洋戦略的経済協定』」という言葉がよく使われている。 日本語訳を必ず言うので、意味は分かるが何故「TPP」というのかさっぱり理解できなかった。 已む無く、ネット検索でTPP即ち「Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement」或いは「Trans-Pacific Partnership」の略なのだそうだ。 「TPP」そのものの省略形としては、後者が正しそうだが、日本語で言われるところの意味からすると前者の英語が正しいように思われる。 英語の文章の中では、前者或いは後者の言葉は、厳密に定義された上で使い分けられているのだろうと思うが、我国のニュースはこの点をあいまいに「TPP環太平洋戦略経済協定」と表現する。  何れにしても、TPPの源の英語が何か、ニュースを発信するメディア、特に新聞やテレビのニュースでは、明確にしながら報道して欲しいと思う。 それにしても、日本は、アジア地域に於ける自由貿易圏推進に積極的であるべきだとの議論がなされて久しいが、未だにTPP参加に反対する勢力が多いことはどのような理由なのだろうか。 データをベースに公正な解説記事が欲しい。 11/6/10