日経ビジネス最新号(2007年10月1日号)「有訓無訓」というコラムに、みずほ証券元社長の大澤佳雄さんという人が、「素平さんに学んだ我慢、思いを温め『時』を待つ」という題名の文章を載せている。 その一部をここに引用する。
「日本興業銀行に入った1964年、頭取だった中山素平さんが入社式でこんな話をしてくれました。 中山さんの時代は国立大学出と私立大学出で身分や給与に入社当初から差がついていたそうで、『こんな制度は早く直したいと常々思っていたが、人事部長になるまで手をつけられなかった。社内の仕組みに不満を感じても、それを改める立場になるまで温めておきなさい。 我慢の時間は、不満が意味の無いものだとわからせることもあるし、本物ならばそれを志にまで熟成する』と言う内容でした。」
ほぼ同時代に大手電気メーカで仕事をした私には、中山さんが言われたという話はよく判る。 然しそれは、40年以上も前の話、現代のように経営環境、会社組織自体がめまぐるしく変わる時代には、個々の従業員の考え方や建設的な意見が、百出するような組織運営が求めらるのだろう。 適時、最適案、建設的な案、場合によっては破壊的に建設的な案や考えをきちんと判別し、組織運営や経営に生かして行く能力が、管理職に求められているように思う。
10月1日
「日本興業銀行に入った1964年、頭取だった中山素平さんが入社式でこんな話をしてくれました。 中山さんの時代は国立大学出と私立大学出で身分や給与に入社当初から差がついていたそうで、『こんな制度は早く直したいと常々思っていたが、人事部長になるまで手をつけられなかった。社内の仕組みに不満を感じても、それを改める立場になるまで温めておきなさい。 我慢の時間は、不満が意味の無いものだとわからせることもあるし、本物ならばそれを志にまで熟成する』と言う内容でした。」
ほぼ同時代に大手電気メーカで仕事をした私には、中山さんが言われたという話はよく判る。 然しそれは、40年以上も前の話、現代のように経営環境、会社組織自体がめまぐるしく変わる時代には、個々の従業員の考え方や建設的な意見が、百出するような組織運営が求めらるのだろう。 適時、最適案、建設的な案、場合によっては破壊的に建設的な案や考えをきちんと判別し、組織運営や経営に生かして行く能力が、管理職に求められているように思う。
10月1日
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