最近は、我国の国力の低下を憂いこれから何をなすべきかを論ずる報道が多く為されているが、一朝一夕に状況を改善する策が有ろう筈もなく、我々国民が意識を高く保ち、現有資産を活用して直ちに出来ることに、果敢に挑むことが肝要であろうと思う。
折しも、1月3日付朝日新聞に「知恵の引き継ぎが『革新』生む」というタイトルの文章が掲載された。 筆者は慶應義塾大学環境情報学部専任講師である神成淳司氏。 そこには、ITを活用して日本独特の技を伝承し、磨きをかけて、付加価値を高めることを実践している事例が紹介されていた。 心強い限りである。
伝統技術や先端技術資源、観光資源、教育水準の高い人材等、現存する豊富な資源に加えて、世界トップレベルにある広帯域通信網とITインフラがこれらの資源に時空を超える力を与える。 現存する資源を有効活用する余地は無尽蔵にある。
1/8/10
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