普段余りテレビを見ないが、最近ちょっとはまっている番組がある。 BSフジ 「Prime News」平日午後8時から9時55分まで、その日のテーマに関して、現在日本におけるトップレベルの専門家を招き徹底的に話を聞く。
今日のテーマは、「目前に広がる巨大市場! アジアを日本の内需に取り込め! ASEAN・中国・インド経済のカギ!」。 なかなか良い話であったように思う。 最後の結びは、「”アジアと日本”ではなく、”アジアの中の日本”を再認識し、我々自身がもっと開放的になること、そして日本の内と外を区別してはいけない」という。 これは、日本の経済成長が加速を始めた1960年代頃から言われてきたことだと思うが、 どうも40年以上前から言われていた割には、現実に対する準備不足、うかうかしていると「アジア圏経済活動」においても遅れを取る可能性が危惧されている。
40年以上も前に識者達が指摘していた課題が、ようやく現実問題として注目され受動的ながら対応を迫られている現状を見ると、半世紀近くの間我々は何をしていたのか、おさおさ怠りなく準備を進めるなどということは少々難しいのかもしれない。
人口減、少子高齢化による国力の低下も懸念される我国日本、半世紀先といわずとも10年-20年先を見据えた策に今着手出来ているのかどうか・・・そんな疑問が、今日の番組を見ながらふと頭をよぎった。
4/1/10
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