「低炭素社会の実現」というキーワードと共に最近注目を集めている太陽光発電システム、通常の一般家庭用システムは、3キロワット程度の出力の物が主流だそうで、太陽光電池パネルから取り出した直流電気を交流に変換し使用する。
太陽電池パネルは通常屋根の上に設置することが多く、点検作業並びに発電効率を維持するためのパネルの掃除などどの様にするのであろうか。 日頃より気がかりであったが、先日発売された「日経ビジネス7月13日号」(同誌15ページ、”太陽電池、盲点は「故障」-小笠原啓氏著述)によれば、現時点では出力20キロワット未満の太陽光発電システムには法律上、定期点検は求められていないとのことだ。
又、殆んどの大手メーカーの製品は10年保証を掲げているので保証期間内であれば無償交換に応じているとのことであるが、先の定期点検・補修等はユーザ側が行わなければならないようだが、専門知識の必要性、更に、屋根の上では危険も伴う。 その作業の危険性などをも考慮すると、専門家による定期点検、定期補修が望ましいと思う。
今後太陽光発電を一層普及させるためには、このような保守点検サービス網の整備が不可欠であるように思う。 更に付け加えれば、高品質で製品寿命が30年位のシステムが生まれてくることが望まれる。 太陽光電池パネルの表面の掃除などは、機械構造的に清掃機能を持たせられるものが欲しい。 いずれの点もユーザのわがままかも知れぬが、日本の製造業ならば可能であろうと期待したい。
7月14日
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